Infra

Gitの初期設定: 新規プロジェクトを始めるためのステップバイステップガイド

Gitの初期設定はプロジェクトの円滑な開始に不可欠。 新規プロジェクトを始める際に必要なGitの初期設定について取りまとめる。
リポジトリの作成、ユーザー情報の設定、リモートリポジトリの追加等。

モクジ

Gitのインストール

Macの場合

ターミナルで次のコマンドを入力することでインストールできる。

 $brew install git

Windowsの場合

WindowsでGitを操作するためのツールがセットされたgit for Windows のインストールを行う。

公式サイトからダウンロード
https://git-for-windows.github.io/
ダウンロードファイルの起動
  1. ダウンロードしたフォルダを展開
  2. Git-〇-64-bit.exeを選択
  3. 起動
画面に従い各項目を選択し各種設定選択
利用規約の同意、フォルダの選択、エディタの選択等
完了

インストールの確認

Gitバージョンを表示させることでインストールの確認ができる。

 $git --version

バージョン情報が表示されたら、インストールは完了。

Gitの初期設定

Git 操作した際に記録されるユーザー情報を登録する。
複数人で開発する際はここでユーザ名とメールアドレスを設定しておかないと 誰がファイルを更新したのかわからなくなる。

Macの場合

ターミナルで次のコマンドを入力することで、ユーザー名とメールアドレスを登録する。

登録を行わない場合、いくつかのGitコマンドが実行できない。

 $git config --global user.name USER-NAME
 $git config --global user.email USER-MAIL-ADRESS

Windowsの場合

WindowsでGitを操作するためのツールがセットされたgit for Windows のインストールを行う。

Git Bushの起動

  1. Windows

  2. 検索スペースに「git bush」と入力
  3. Git Bushを選択
登録
  1. ユーザー名登録 
     $git config --global user.name USER-NAME
  2. メールアドレス登録 
     $git config --global user.email USER-MAIL-ADRESS
完了

登録内容の確認

Gitに登録したユーザー名とメールアドレスを確認するため次のコマンドを入力。

 $git config --global user.name
 $config --global user.email

登録した情報が間違えなく表示されたら、初期設定は完了。

情報に誤りがあった場合、同操作により、登録内容の修正、変更が可能。

GitHubアカウントを作成する際は登録したユーザー名を使用する。

ローカルリポジトリの作成

ユーザーの手元にローカルリポジトリを作成する方法は次の二通り。

  1. ローカルリリポジトリを新規作成する方法
  2. リモートリポジトリを複製しコピーする方法

本記事では新規でローカルリポジトリを作成する方法について次にまとめる。

リポジトリの新規作成

開発のためのプロジェクトディレクトリを作成し、Gitで管理を行う為リポジトリの初期化を行う。

カレントディレクトリ現在の場所を表示 
 $pwd
任意の場所へ移動
 $cd URL/PATH
絶対パス/相対パスどちらも可。
ディレクトリを作成
 $mkdri DIRECTORY-NAME
ディレクトリ名はプロジェクト名に合わせる。
プロジェクトディレクトリへ移動
 $cd DIRECTORY-NAME
git管理の初期化
 $git init

git image

プロジェクトディレクトリ内に.git ディレクトリが作成される。
ここからGitで変更履歴がローカルリポジトリに記録されていく。
完了

ファースト コミット

プロジェクトに必要な情報を一通り記載する 「README」ファイルを作成し、コミットさせる。

カレントディレクトリ現在の場所の中身を確認 
 $ ls -a
ファイルを作成
 $toch README.md
インデックスに追加
 $git add README.md
作成したREADME.mdファイルをgitの管理対象にする。
ローカルリポジトリを確認
 $git status
プロジェクトディレクトリ内の変更が発生したファイルの状態が表示される。
コミットし、ローカルリポジトリに保存
 $ git commit -m "initial commit"
  • -m
  • 保存データにメッセージを追加させるオプション。
  • initial commit
  • 最初の保存に付ける定型文。

git image

完了

gitは次の変更内容を保存し、管理を行う。

  • ▼ ファイルが新規に作成される
  • ▼ ファイルの内容が更新される
  • ▼ ファイルが削除される
  • 対象はディレクトリを含む

関連記事

Special thanks